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軽天(LGS)の拾い出し|スタッドの本数の数え方

軽天(LGS)の拾い出しで、スタッド・ランナー・振れ止め・スペーサーの本数を部屋の寸法から数える方法をまとめました。ピッチ303と455の使い分け、角で二重に数えない考え方、振れ止めの段数の決まりまで説明します。

スタッド・ランナー・振れ止めで組んだ間仕切り壁の軽天の図
目次

軽天のスタッドは何本いるか——LGSの拾い出しは、部材の種類が多いぶん数え落としが起きやすい作業です。スタッドは数えたけれど振れ止めを忘れた、角のぶんを二重に数えていた——そんな経験はないでしょうか。

この記事では、間仕切り壁の軽天に必要な部材を、部屋の寸法から順番に数えていく方法をまとめます。部屋の寸法から本数を出せる無料ツールも最後に紹介します。

間仕切り壁に使う部材

部材 役割 数え方の元になる寸法
スタッド 縦の柱 壁の長さ ÷ ピッチ
ランナー 上下に流すレール 壁の長さ × 2
振れ止め スタッド同士を横につなぐ 壁の長さ × 段数
スペーサー スタッドのねじれ止め スタッドの本数 × 高さ方向の数
間仕切り壁の軽天の部材。スタッド(縦)・ランナー(上下)・振れ止め(横)・スペーサーの位置
間仕切り壁の軽天の部材。スタッド(縦)・ランナー(上下)・振れ止め(横)・スペーサーの位置

スタッドのピッチは303か455か

石膏ボードの割付に合わせて、303mmか455mmが基本です。

  • @455:いちばん一般的な間仕切り壁。ボードを2枚張りにする壁もこのピッチ
  • @303:ボード1枚張りの壁、重い物を掛ける壁、遮音や耐力が必要な壁

スタッドの形(JIS A 6517では50形・65形・75形・90形・100形)は、壁の高さで決まります。50形は高さ2.7m以下、65形と75形は4.0m以下が目安です。天井高2.4mの住宅なら50形か65形になります。

軽天のスタッドの本数は「角で重なる」のを引く

軽天のスタッドは、**壁ごとに「長さ ÷ ピッチ + 1本」**で数えます。両端に1本ずつ立つので、割った数に1を足します。

ただし部屋をぐるりと囲む壁では、角のスタッドを両側の壁で二重に数えてしまいます。そこで、最後に角の数だけ引きます。

6帖の部屋(3,640×2,730)を@455で組む場合:

  • 長辺:3,640 ÷ 455 = 8 → 8+1 = 9本(2面で18本)
  • 短辺:2,730 ÷ 455 = 6 → 6+1 = 7本(2面で14本)
  • 合計 32本 − 角4本 = 28本
部屋の角ではスタッドが1本で済む。壁ごとに数えた本数から角の数を引く
部屋の角ではスタッドが1本で済む。壁ごとに数えた本数から角の数を引く

角を引き忘れると、6帖の部屋で4本、部屋数の多い物件では数十本の差になります。

ランナーは上下の2本ぶん

ランナーは床と天井に流すので、部屋の周りの長さ × 2です。6帖なら (3.64+2.73)×2 = 12.74m の2本ぶんで 25.48m。

定尺4mから切って使うので、25.48 ÷ 4 = 6.37 → 7本です。

振れ止めの段数は天井高で決まる

振れ止めは、床ランナーの下端から1.2mごとに入れます。ただし上部ランナーから400mm以内に来る段は省略できます(公共建築工事標準仕様書)。

  • 天井高2,400mm → 1,200mmの位置に1段
  • 天井高3,000mm → 1,200mmと2,400mmで2段
  • 天井高2,000mm → 1,200mmは上部から800mmなので1段

6帖・天井高2,400mmなら、12.74m × 1段 = 12.74m。定尺4mで4本です。

スペーサーはスタッド1本につき600mmごと

スペーサーは、スタッドの端部を押さえ、600mm程度の間隔で留めます。天井高2,400mmなら1本あたり4個。スタッドが28本なら 112個です。

数が多く、単価は安い部材ですが、足りないと作業が止まります。本数 × 高さ方向の数でまとめて数えておきましょう。

天井の下地は別に数える

この記事は壁の間仕切りを対象にしています。天井を組む場合は、**野縁(@303または455)・野縁受け(@900程度)・吊りボルト(@900以内)**を別に拾います。野縁の本数は「部屋の長さ ÷ ピッチ + 1本」で、考え方はスタッドと同じです。

まとめ:6帖・天井高2,400・@455の場合

部材 計算 結果
スタッド (9+7)×2 − 角4 28本
ランナー 12.74m × 2 ÷ 4m 7本
振れ止め 12.74m × 1段 ÷ 4m 4本
スペーサー 28本 × 4 112個

部屋の間口・奥行・天井高を入れるだけで、この本数をまとめて出せる無料ツールを用意しています。ピッチやスタッドの形も選べます。

内装の数量計算 無料ツール登録なしでも使えます 内装の数量計算 部屋の間口・奥行・天井高を入れるだけで、壁・天井・床の面積と、クロスの必要メーター、石膏ボードの枚数、軽天(スタッド・ランナー・振れ止め)の本数、床材の数量、巾木の長さまで自動で計算。部屋を足していくと物件ぜんたいの発注表になります。四角・L字・コの字・角が斜め・勾配天井の部屋に対応し、現場記入シート(PDF)付き。 ツールを使う

石膏ボードの枚数、クロスの必要メーター、床材の数量、巾木の長さも同時に出るので、内装一式の拾い出しが一度で終わります。部屋を足していくと、物件全体の発注表になります。

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